キノコ

確認されている中で世界最大の生物がキノコだという事実をご存知でしたか?

https://www.independent.co.uk/news/science/oregons-monster-mushroom-is-worlds-biggest-living-thing-5527898.html

キノコは、一般的にキノコそのものと認識している地表に出た部分(子実体:代表的な形は傘のあるもの)と、表からは見えない植物の根に相当する部分(菌糸体:寄生する木の内部や地下に存在)から大きく構成されています。その菌糸体部分がすべてつながっており莫大なサイズと確認されるようです。

米国オレゴンの古代の森で見つかったこのオニナラタケ(別名ハニーマッシュルーム=はちみつきのこ)は8.8平方キロ(概ね3km x 3kmの正方形くらい)にも及ぶエリアに菌糸体がまたがっているとのこと。キノコのとてつもなく秘めた生命力を感じさせる事実です。

よく山の中を歩いていると、この2−3年は台風や大雨などの影響で倒木が目立ちます。徐々に寿命を迎える木々にキノコ(主にカワラタケ)はよく寄生していますが、自然現象で突然生命力を弱めた木々にもやはりカワラタケのようなキノコが大量発生します。生命活動を弱めた木ですが、他の生物の栄養源となる要素を多々残しており、寄生していたキノコが一挙に繁殖する様子はやはりキノコの生命力の強さを表していると言えるでしょう。

そう言えば、以前にルートの一部崩壊で封鎖されていた山道に、秋の季節に気付かずに入り込んだ際には、あまりにもたくさんの(妖しげで見た目の鮮やかなものも含めて)キノコが見られて驚いた記憶があります。

キノコの種類の判断は相当難しいらしく、残念ながら毎年のように毒キノコに中る人のニュースを散見します。秋の季節に山間部で即売されている地場のキノコは香りも高く、特にその野生の食感(噛むとバキッと音が出ます)に惹かれ、毎年のキノコ食キャンプは筆者の秋の定番です。

魅力のあふれる多様なキノコですが、食用・入手のしやすさ、栽培有無、寄生する木の種類、その菌の適応する気候などの違いから世界各地で様々なものが存在します。その秘めたパワーから不老長寿の秘訣として時の権力者に求められたり、十数年前の中国マラソンチーム・馬軍団において高山トレーニングとともに語られたり、パワーをもたらすスーパーフードとしての歴史・実績は十分です。

Fuji Organicsでは、そんな魅力のあふれるキノコのうち、大自然のチカラを秘めており、歴史的に伝承された選りすぐりの品種を原料として選定しました。信頼の置ける日本品質のものをより一層便利で摂取しやすい形でお届けします。

※ところでキノコは英語でmushroom(複mushrooms)と言います。一般に片仮名マッシュルームはハラタケのことを指すことが多いようですが、Fuji Organicsではより広範なキノコにもマッシュルームという言葉を使っていくつもりです。