副原料

副原料の話ではビールの話題がよく挙げられます。ドイツの「ビール純粋令」ではビールの原料は大麦、ホップ、水だけと定められており、他のものは使ってはいけません。

お隣のベルギーでは同様のビールも然ることながら、他の穀類やフルーツ、ハーブ、スパイスなどを使った多岐に亘る奥深さが別の魅力を持っています。日本では、一つに気候にあったスッキリした味わいにするために、米やトウモロコシ由来の原料が使われたりします。

また日本の清酒の世界では、米や米麹以外に使われる醸造アルコールや糖類などが副原料と呼ばれるようです。

個人的な好みは別として、それぞれの製造者の味の訴求に正解はないような気がします。

さてサプリメントの話です。

ハードカプセルに粉末の成分物質を封入するにあたって、専用の充填機が用いられます。この物質の粉体粒子の流動性や水分の吸湿性・濡れやすさなどにより、充填機の製造ラインを利用できるかどうか大きな差異が出てきます。また錠剤の場合には、固結するかどうかは品質に大きな影響を及ぼします。これらを改善するために、目的の成分以外に副原料として賦形剤と呼ばれる物質を一般的に利用します。

この賦形剤は例えば医薬品の主薬がごく少量だけが必要で扱いにくい場合に、希釈して増量させる目的にも使用されます。もちろん医食分野ともに十分に安全性が確認されて許可されたもののみが使用されています。

最近、目的の成分のみをシンプルに摂りたいという考え方が世界的にも増えてきており、技術的に可能であれば(それほど簡単ではないのです)賦形剤を使用しないサプリメント製品も存在しています。

この成分の訴求にも正解はなく賦形剤を否定するものではありません。ただし、Fuji OrganicsのGoCLNビタミンCでは、ビタミンC原料の選定を工夫することにより、副原料の賦形剤を使用しない、ビタミンCだけをたっぷり詰め込んだ製品を準備することができました。