コーヒーについての雑記

コーヒーの世界はあまりにも広く、奥深く、簡単には書き表せない、という点で異論は少ないのではないでしょうか。

美味しさだけに論点を絞ったとしても、その人の経験や考え方によって大きく判断は分かれるでしょう。一般的に産地や品種・ブレンド、焙煎度合いや挽き方、抽出法さらにはミルクなどとの相性などがよく論じられます。

昨年「コーヒーに憑かれた男たち」という本を個人的に非常に楽しく読みました。そこにある奥深さを面白い世界と感じるのかマニアックと思うのか、もちろん味の評価面でも人の差は常にあり、正解を決めるのは難しそうです。味については飲食店のネット上の評点でよく似たような経験をすると思います。

数年前に札幌のある焙煎所のオヤジさん(残念ながら他界されました)の話を聞き、そのコーヒーを飲んだことで劇的にコーヒーの世界が変わったこと、先の本にもつながっていることをよく覚えています。また、以前「僕はコーヒーがのめない」というマンガが近所の焙煎所(こちらも閉店してしまいました)に置いてありました。焙煎を待つ間に途中まで見たのですが、味をとことん訴求していくと飲めない、楽しめないものがどんどん増えていくのでしょう。

一方で旅先で出会う例えばトルココーヒーやベトナムコーヒーは、こういう味の世界とは異質の楽しみがあります。国によってはコーヒーと出会うのが難しいところでは、3 in 1(コーヒー、ミルク、糖が一体となったインスタント飲料)はすごくありがたく感じます。昨夏、社内で旅先の土産として少し分けてもらったインドネシアのLuwakコーヒーはもっと異質な高級品です。これらは味や文化の面でも幅を広げてくれるかも知れません。

昨年、タイ北部のローカルな観光地前にあった小さなカフェで、土産にとコーヒー豆を買い求めました。カウンター越しに後ろ壁の棚にある袋を眺めていたところ、熱心に説明してくれました。これはこの地域で栽培された地元のコーヒーをここでローストしたもので、フェアトレードで何よりオーガニックなんだ ーーー そこは見渡す限り田舎地帯でしたので、オーガニックの概念・意識が思っていた以上に浸透していることに感じるものがありました。

コーヒーを飲むことで主にカフェインを摂ることにより元気を出す、と言うことが習慣の中ではよく知られた大事なポイントの一つだと思います。ただし体質や体調等によっては避けたほうがいい場面もありそうです。そのためデカフェやカフェインレスと呼ばれるコーヒーの世界も存在感があります。

簡単に便利に楽しめるかというのもシーンによっては大事な要素です。インスタントコーヒーは価格重視でよくロブスタ種のコーヒー豆が使用されると言われてましたが、最近は少し状況も変わってきているようです。そういえば札幌のオヤジさんが言っていたことを思い出しました ー 飲み方によってはロブスタも結構美味しい、と。病害虫に強いロブスタ種は有機栽培にも向いて、もしかすると未知の特徴のある有用成分が含まれているかも、、知れません。

 

他にもあるいろいろな観点を考えながらも、Fuji Organicsとしては、今のところコーヒーは原料としてうまく活用するというのが主な関わり方です。

使用する原料は、コロンビアで有機栽培されたアラビカ種の完熟豆を手積みし、その生豆をアロマを凝縮するフリーズドライ製法により仕上げた、カフェイン量の少ないオーガニックのインスタントコーヒーです。